みなさんは賃貸物件を探す際に気になる設備として、「ユニットバス」がありますよね。
ユニットバスは「お風呂や洗面台やトイレが一緒になった場所」とみなさん思っているかと思います。
しかし、実はユニットバスというのは違う意味を持っているのです。
今回は意外と違ったユニットバスの意味と、そのメリット・デメリットを紹介いたします。
これを見て本当のユニットバスを知ることで賃貸物件を探す際の参考になるかもしれませんよ。
ぜひご覧ください。
賃貸物件におけるユニットバスの意味
ユニットバスとは「周りの壁や天井、床が一体となったお風呂」を指しています。
工場などで防水性の高い素材を使用して天井や浴槽、床・壁などをあらかじめ作っておきます。
そして搬入してそれらを組み合わせたり、組み立てたりしてできる浴室のことなのです。
よって「お風呂や洗面台やトイレが一緒になった場所」ということだけではユニットバスとはいえない可能性があるのです。
大きく間違っている訳ではありませんが、この点は気をつけてほしいところです。
ユニットバスには大きく分けて二種類が主流となっています。
先ほど説明した「周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂」に洗面台の機能がついたのが2点ユニットバスです。
さらに2点ユニットバスにトイレの機能がついたのが3点ユニットバスになります。
ではこれらのユニットバスにはメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
ユニットバスタイプの賃貸物件におけるメリット
メリットのひとつとして家賃が安いことがあります。
トイレや洗面所が独立しているのに比べ安くなっています。
これはトイレや洗面所を分けることで、間取りにおいて部屋やスペースが増え価格が高くなるためです。
また機能も独立にすることで1機能における価格も高くなります。
首都圏の1k・1DKのワンルームタイプではユニットバスの有無で、約7,000円の差が発生するといわれています。
ふたつ目は水まわり機能が集約されている点です。
キッチンを除き、お風呂・洗面台・トイレが集約していると手入れなどもしやすくなります。
防水性も高いのでシャワーなど洗面台やトイレの流し箇所を洗うこともできます。
ユニットバスタイプの賃貸物件におけるデメリット
ユニットバスのデメリットのひとつに湿気の問題があります。
基本的に窓がないため、換気がしづらくなっております。
防水性に優れているため、湿気が残りやすく、場合によってはカビが発生します。
ふたつ目はトイレ機能が付いている場合の衛生面の問題です。
同じ空間にお風呂とトイレがあると、ニオイや汚れも付きやすくなります。
こまめに掃除を行えば負担は軽減できるかもしれませんが、お仕事などで掃除をする時間がないと難しいです。
特に女性の方や衛生面に敏感な方、よく人を招く方が気にされることが多いです。
まとめ
いかがでしたか。
ユニットバスの本当の意味について意外と知らなかった方がいらっしゃったかと思います。
メリット・デメリットも改めて知った上で、賃貸物件を探してみてはいかがでしょうか。
賃貸物件情報に「ユニットバス」がある場合は、その内容もよく確認してくださいね。